Okayamalaboというコワーキングスペースの魅力1

Okayamalaboというコワーキングスペースの魅力1

コワーキングスペースとシェアオフィスとの違いとは

「コラボレーションを前提にした人たちが集まるシェアオフィスのことをコワーキングスペースって言うんでしょうか?」

うう〜ん。なんとなく正しいような…。でも、ちょっと違います。

コワーキングスペースには、まずベースとなるコミュニティーが必要です。

Okayama Labo.の場合は、「岡山の地方創生」をテーマに出版を行う株式会社岡山研究所が母体となっていますから、ベースとなるコミュニティは「岡山の地方創生に関心を寄せている人たち」ということになります。

それではコミュニティとは何でしょう。それは「参加」するということです。
コワーキングに集まる人々が仕事をして帰るだけなら、コワーキングスペースではなくシェアオフィスです。
参加した人たちがコワーキングスペースに集う仲間たちと新しい価値を生み出すような協働が発生したり、一緒になってプロジェクトを考えたりと、能動的に参加することで最大限のものを持ち帰ることが必要です。

原理的なコワーキングスペースの定義は「コミュニティが中心にある」ということになるでしょう。従来のシェアオフィスやレンタルオフィスが施設ありきなのに対して、人の参加を軸に運営されるのがコワーキングスペースなのです。
ふつう、シェアオフィスをワークスペースとして利用しようとするとき、「どんな施設か? どんなサービスが利用できるか?」が検討のポイントになります。
シェアオフィスの運営側は施設の特徴(設備や交通の便、価格など)をアピールします。
ところがコワーキングスペースでは、そこに集うメンバーたちの志向やつながり、対話、関係性をまず真ん中に置きます。
そうしないと自発的なコラボレーションは生まれないからです。コワーキングスペース=協働の場になるためにはコミュニティの活性化は不可欠な要素と考えています。

Okayama Labo.の場合は「岡山の地方創生」をテーマに掲げていますから、コミュニティのコンセプトもはっきりしています。
そして、出版社の事務所に併設されているフリーアドレスのスペースですから、編集長の真横に座ることもできます。
そこで話されることは、岡山の未来のことだったりするかも知れません。
もしかすると思いつきから始まった話が、いろんな人を巻き込んでプロジェクトとして動き出し、ついには書籍になってしまう、そんなコミュニティだとドキドキわくわくします。

それこそがコワーキングスペースの魅力に他ならないのです。

投稿者プロフィール

高橋 照一
新聞記者、書籍編集者、大学教授、WEB制作、マーケティング、経営戦略などを経て、岡山地域の創生やブランド価値向上のため岡山から世界に向けた情報発信を行いながら地域の活性化や岡山への移住促進のため岡山研究所を立ち上げた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です