写真には不思議な魅力がある。
私たちはカメラを手に、目の前の一瞬を切り取るために写真を撮るし、
その一瞬に感じた自分自身の気持ちをもう一度味わうために写真を見る。
知らない誰かがどこかで出会ったその一瞬の光景を写し取り、
私たちはその写真を見て、まるでその時、その場にいたかのように追体験する。
今日、岡山で私が見た空の青は、同じ時、同じ場所で誰かが見た青とは同じではない。
なぜなら、たまたまその日が誕生日の誰かにとっては見上げた空は澄み渡る綺麗なスカイブルーかも知れないが
徹夜明けの私には眩しすぎて限りなく白に近いブルーなのかも知れない。
写真を撮る時、私たちはカメラという道具を使って、その心の風景の色に近づけようとすることもできる。
写真とはそういうものなのだ。だから写真を撮る人にとっても楽しいし、見る人にとっても楽しいものなのだ。
写真を撮るということはそういうこと、写真を見るということはそういうことなのだ。
だから写真は不思議な魅力を持つ。
プロが使う写真機材に興味を持つ人も多いはず。
後楽園や岡山城の周辺では、プロ顔負けの腕前を持って、プロ用の機材を見事に操る
かなり年配のお姉さま写真家に出会うこともある。
そんな写真家の優れた作品たちにたくさん出会いたい。
そして一人でも多くの人にその作品を見てもらえる方法はないものかと考えてしまうのである。
投稿者プロフィール
- 新聞記者、書籍編集者、大学教授、WEB制作、マーケティング、経営戦略などを経て、岡山地域の創生やブランド価値向上のため岡山から世界に向けた情報発信を行いながら地域の活性化や岡山への移住促進のため岡山研究所を立ち上げた。